『整体師がオススメする夏の肩こり予防法』
お盆休みも終わり夏もあともう一息…。
と言うわけにはいかず、まだまだ暑い日が続きそうですね。
毎日異常な暑さで体が参ってしまっているという方も多いのではないでしょうか?
その他にもこのような時期は、
「夏になると肩こりがひどくてつらい。」
「エアコンで体が冷えると肩が重くなる。」
などといったお悩みを多くお聞きします。
暑さだけでも大変なのに肩こりまで…。
もう嫌になりますよね。
ひどくなると仕事や日常生活にまで影響が出てしまうことも。
この度はこのようなお悩みを少しでも改善するための対処方法についてご紹介させていただきます。
お時間のある時にぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
【夏に多い肩こりの原因とは?】
この時期になると、
「エアコンの冷風が苦手で…。」
とおっしゃる患者さんが多くいらっしゃいます。
詳しくお話を伺ってみると、
「体が冷えてしまって肩が重たくなるんです。」
ということを教えて下さいました。
夏の暑い時期になると、建物内はどこへ行ってもエアコンがしっかり効いていて体が冷えてしまうといった経験はありませんか?
このようにエアコンなどが原因で体が冷えて不調を訴える人が多いことから、最近では俗に「冷房病」や「クーラー病」などとも言われているようです。
ではなぜ体が冷えると肩こりを起こしてしまうのでしょうか?
突然ですが、人は体を維持するためにエネルギーを必要とします。
主に食事や呼吸などで得た栄養と酸素を使ってエネルギーを作り出していると言われています。
スマホも充電しないと動かないことと似ていて、筋肉や内臓もこのエネルギーによって働くことができます。
また、このエネルギーを体の隅々まで運ぶ働きをするのが血管です。
血管はこのエネルギーを血液に乗せて運ぶ水道管のような役割を果たしています。
人はエアコンなどで体が冷えてしまうと、体から熱を逃さないために血管を縮ませて無駄なエネルギーを使わないように働きます。
しかしこのような状態が長く続くと、体へのエネルギー供給が滞ってしまい筋肉や内臓などの働きも鈍くなっていきます。
さらには働きが鈍く硬くなった筋肉などが血管を圧迫し、血液の流れを阻害してしまうという悪循環を引き起こしてしまいます。
この一連の仕組みが夏に多い肩こりの原因として考えられています。
【夏の肩こりはある習慣も関係していた!?】
こんな暑い時は冷たいものがすごく美味しく感じますよね。
しかし、「冷たいものを摂りすぎた時に限ってお腹を下しがち…。」というような経験はありませんか?
本来人の胃の中の温度はおおよそ体温に+1度ほどと言われており、胃が働く上で理想とされています。
急に冷たい水をかけられるとびっくりして体が縮こまってしまうように、胃腸なども急激に冷やされると緊張して温度が下がってしまい徐々に働きが悪くなってしまいます。
そして先ほどお伝えさせていただいたような悪循環に陥ってしまい肩こりへと繋がってしまいます。
このように夏は冷えた食べ物や飲み物を習慣的に摂ることで肩こりになってしまったという患者さんが多く来院されます。
しかし、エアコンや冷たいものを控えた方が良いとわかってはいてもこの暑い時期には難しいところがあるかと思います。
そこで最後に、普段の生活に取り入れていただけるだけで肩こり改善の効果が期待できる予防法を3つご紹介させていただきます。
【夏の肩こりに効く3つの予防法】
①カーディガンや膝かけを活用する。
エアコンの効いた室内ではカーディガンや膝かけ活用をオススメします。
冷気が直接肌に触れることを防いであげるだけで体の冷えを抑えることができます。
他にも最近では腹巻を愛用している人も多いようです。
エアコンの冷えからくる肩こりでお悩みの方はぜひこのような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
②お腹の冷えには温かい飲み物を。
日頃から温かい飲み物などで内側から温めてあげることも大切です。
しかし、この暑い時期に日頃から温かいものはちょっと…という方もいらっしゃるかと思います。
そのような場合は、冷たいものを摂ったあとに温かいお茶や白湯で締めてあげることをオススメします。
これによりお腹が冷えたままになることを防ぎ、肩こりの予防に繋がります。
③お風呂でゆっくりとリラックス。
このような時期はシャワーで簡単に済ませてしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
毎日とはいかずとも定期的に湯船にゆっくりと浸かることで体も温まり、気分もリラックスすることができます。
このような暑さのせいで体を冷やしがちな時期だからこそ、ゆっくり温まることをオススメします。
【まとめ】
今回は夏に多い肩こりについての原因と対処方法について書かせていただきました。
夏はエアコンや冷たいものによる体の冷えが原因で肩こりを起こしてしまいます。
その対処法としては、
①カーディガンや膝かけを活用する。
②お腹の冷えには温かい飲み物を。
③お風呂でゆっくりとリラックス。
この3つのことを普段の生活に取り入れていただけるだけで夏の肩こり改善が期待できます。
しかし、この3つの予防法を続けても一向に改善されないという場合は他にも原因があるかもしれません。
そのような時は根本的な治療として整体や鍼灸をオススメします。
当院でもこのようなお悩みについてのご相談を受け付けております。
お困りであればこちらからLINE登録していただきお気軽にご相談ください。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】