『季節の変わり目の頭痛や倦怠感を解消!整体師がオススメする3つの対処法』
9月に入り、やっと暑い夏もひと段落…。
最高気温も30℃を下回る日が多くなり、ずいぶんと過ごしやすくなってきましたね。
しかし、このような季節の変わり目には体調不良を訴える方が増える傾向にあります。
当院に来院された患者さんにも、
「朝から頭痛で動くのもつらい…」
「体が重だるくて気分が憂鬱…」
「頭がボーッとして集中できない…」
などといったことでお悩みの方がいらっしゃいました。
暑さも和らぎやっと過ごしやすい時期が来るのかと思いきや、次は頭痛や体のだるさ…。
中々思い通りに行かず、イライラと疲れで嫌になりますよね。
そこで今回は季節の変わり目に多いお悩みに対して、少しでもお力になれればと思い原因と対処法について詳しく書かせていただきました。
お時間のある時に目を通していただけると幸いです。
【頭痛や倦怠感…季節の変わり目に多いのはなぜ?】
夏から秋へ季節の変わり目になると、
「この時期は毎年頭痛やだるさに悩まされていて…」
といったことを問診時によくお聞きすることがあります。
引き続きお伺いしてみると、
「薬に頼ったりマッサージにも通ってみた」
ということを教えてくださいました。
中には藁にもすがる気持ちで行ったのに、むしろ具合が悪くなってしまったという方も…。
このようなつらい状態がこの先毎年も続くのかと思うと不安になりますよね。
では、なぜ季節の変わり目には体調不良を訴える方が多くなってしまうのでしょうか?
気になったので原因や対処法について詳しく調べてみました。
【天候の変化が原因?気圧が体に及ぼす影響とは?】
突然ですが、お風呂に浸かったあとは浮腫みが取れていたり楽に感じるというような経験ありませんか?
あれって体にある程度の水圧がかかることで血の流れを良くしてくれているんですよね。
人間の体は血液によって運ばれてきた栄養や酸素を、筋肉や内臓に送り届けることで良い状態を保てています。
またその筋肉が血液から得た栄養や酸素を使って伸び縮みを繰り返し、血液が止まらないよう送り届けてあげるというようなサイクルを常に作り出しているんですね。
ほら、正座をしてたら足がしびれた経験ってありませんか?
それと似ていて長時間の正座は足の筋肉を硬くしてしまうことになり、血液の流れを悪くしてしまってるんですよね。
筋肉は動かすことによって血液を体中に送り届けて、なおかつ浮腫みまで解消できるんですよ。
そこに先程の水圧のような一定の圧が加わると、さらにこの働きに手助けをしてくれる形になり体が楽に感じるんですね。
人の体って不思議ですよね。
この水圧と同様に気圧でも同じようなことが起こるとされています。
夏から秋にかけて切り替わるこの時期は、決まって台風や急な雨、一日の大きい気温差など中々天候の安定しない日が続いて疲れちゃいますよね。
天候が著しく変わってしまうと、気圧の高低差も激しくなってきます。
晴れた日のように気圧が高い時は一定の圧が体に加わるため楽に感じますが、雨や曇りの日は気圧が低くなるために余計な労力を消費してしまい不快感を感じやすくなるんですよね。
その切り替わりに体がついて行けず、体調不良を起こしてしまうと考えられています。
このように季節の変わり目に頭痛や倦怠感などが起きやすいのは、天候の大きな変化が影響しているんですね。
【頭痛や倦怠感を解消!3つの対処法 】
では頭痛や倦怠感といった体の不調が出てしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか?
このようなお悩みに効果のある対処法を3つご紹介させていただきたいと思います。
①水分をこまめに摂る
水分をこまめに摂ることで代謝量も上がり、血行が良くなるといった効果が期待できます。
また、冷たい水よりも白湯のような温かい飲み物などで胃腸を温めると、内臓の働きも活発になるためオススメです。
②簡単な運動を取り入れてみる
ウォーキングやランニングなど、適度な運動を取り入れることで先程お伝えした体のサイクルを良くする効果が期待できます。
「でも運動はちょっと…」という方もいらっしゃるかと思います。
実は私も運動は得意な方ではないため、その気持ちすごく理解できます。
なので、このような場合は日頃の生活に少しずつ無理のない範囲で取り入れてみるのがオススメです。
・出かける際エレベーターの代わりに階段を使ってみる
・お風呂あがりに軽くストレッチを行う
・待ち時間や家事などの際につま先立ち
など、ご自身のやりやすいことから徐々に始めてみるのはいかがでしょうか?
③お風呂でゆっくりと温まる
お風呂はしっかり浸かることで、水圧や体温上昇によって血行が良くなるといった効果が期待できます。
目安としましては、二日に一回は40度ほどの湯船に10分ほど浸かるのがオススメです。
しかし、個人差が多少はあるかと思いますのでのぼせなどには十分お気をつけください。
【まとめ】
今回は季節の変わり目に多い頭痛や倦怠感といったことへの原因や対処法について書かせていただきました。
その対処法としましては、
①水分をこまめに摂る
②簡単な運動を取り入れる
③お風呂でゆっくりと温まる
といったことを取り組んでいただけると頭痛や倦怠感が解消する可能性があります。
しかし、ご紹介させていただいたことを取り組んでみても一向に良くならないといった場合には、他にも原因があるかもしれません。
そのような時は整体や鍼灸での根本的な治療をオススメします。
当院で早期の治療をお求めの場合は、まずはこちらからお気軽にご相談ください。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】