『デスクワークによる腰痛を予防する正しい座り方とは?』
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「パソコン作業をしていると腰痛が…」
「事務作業の後は決まって腰が重い…」
このようなことでお悩みではありませんか?
座っているとすぐに腰痛が出てきて困ってしまいますよね。
私も腰痛には悩まされていた時期があり、座りながらの作業って特につらいんですよね。
そこでこの度は、デスクワークによる腰痛でお困りの方に向けて、予防効果のある正しい座り方について詳しく書かせていただきました。
もしこのようなことでお悩みでしたら、今回のブログがお力になれるかも知れません。
お時間のある際にご覧いただけますと幸いです。
【デスクワークによる腰痛が及ぼす影響と新事実】
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腰痛は今や国民病とも言われており、厚生労働省の国民生活基礎調査によると普段感じる不調の中で男性は1位、女性は2位となっており、男女ともに腰痛に悩まされていることが証明されています。
当院でも、よくデスクワークによる腰痛でお困りの方からご相談をいただくのですが、他にも腰痛で困っていることがないかと伺ってみたところ、
「腰痛のせいで全く仕事に集中できない」
といったことを教えてくださいました。
実は”株式会社ファンケルの腰に関するアンケート調査”でも、
「腰痛がひどくなると仕事の効率が平均40%下がる」
といった調査結果が出ており、腰痛だけでなく仕事の効率にまで影響してしまっているんですね。
また、同じアンケート調査の「我慢できないほど腰に痛みを感じるシチュエーションは?」という質問にも30%以上の方が、
「1時間以上のデスクワークに耐えられない」
ということを回答されており、デスクワークによる腰痛が多くの方を悩まされているということが明らかになりました。
(株式会社ファンケル 腰に関するアンケート調査より引用)
長時間のデスクワークによって腰の筋肉に負荷をかけすぎると、筋肉は疲れて硬くなってしまい、腰痛に繋がりやすくなります。
重い荷物を長時間持った後に、腕がパンパンに張ってしまって痛いといった経験ってありませんか?
腰もこれと同じで、一定の姿勢が続くと体をうまく支えきれなくなり、腰痛として現れてしまうんですね。
【腰痛は正しい座り方で予防!その方法とは?】
デスクワークで腰に負荷をかけない方が良いとしても、仕事となると小まめに作業を中断して休むことは中々難しいところもありますよね。
そのようなこともあるかと思い、ここでは普段から腰に負荷をかけすぎない正しい座り方をご紹介させていただきます。
手間も少なく簡単に行える方法ですので、お困りの際はぜひ取り組んでいただければと考えております。
①みぞおちを突き出して座ってみる
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当院に来院された方からも、姿勢を良くしようと腰や背中を伸ばす際、つい腰をそらせてしまい却って腰が痛くなったというお話をよくお聞きします。
このような場合は、写真のようにみぞおち辺りを軽く前に突き出してみると、自然と正しい姿勢を作ることが可能になります。
これだけでも腰への負荷に偏りがなくなり、腰痛予防に繋がるためおすすめです。
②タオルをお尻の後ろ半分に敷く
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腰を丸くした姿勢で座っている方を見かけたことはありませんか?
腰を丸くしてしまうと、重心がほとんど腰に寄りかかってしまい、腰痛を起こす原因となる可能性があります。
そのような時は、バスタオルやフェイスタオルなどを写真のように折りたたみ、お尻の後ろ半分辺りに敷いてみると良いかと思います。
タオルを敷いてあげることにより、自然と腰を起き上がらせてくれるため、腰への負荷が減り楽に座れるためおすすめですよ。
③椅子の高さを調節する
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「しゃがんだり低い椅子に座るのは苦手なんです」ということを患者さんからお聞きしたことがあります。
腰の位置が膝よりも低くなった状態は腰を丸める原因となり、長時間この姿勢が続くと腰痛に繋がる可能性があります。
椅子に座る際は、膝の角度が90°よりも少し開く程度の高さに調節してあげることをおすすめします。
しかし、調節できない種類の椅子もありますよね。
そんな時は、タオルを折りたたみ何枚か重ねながら調節すると良いかと思います。
【最後に】
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この度は、デスクワークによる腰痛を予防するための正しい座り方についてご紹介させていただきました。
しかし、ご紹介させていただいたことを取り組んでみても、
「あまり効果がなかった」
「少しは楽だけど改善とまではいかない」
といったことがある場合は他にも原因があるかも知れません。
そのような時は、根本治療として整体や鍼灸をおすすめします。
もちろん当院でも腰痛に対してのご相談を承っております。
お困りの際は、お気軽にご連絡ください。
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【監修 鍼灸師 曹 将鎬】