『腰痛には胃腸の冷えが関係していた?鍼灸師おすすめのツボ3選!』
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こんにちは、兵庫県尼崎市でちょう鍼灸整体院を開業しています、院長の曹(ちょう)です。
蒸し暑い日が続きますが、このような時期はアイスコーヒーや冷たいジュース・アイスクリームなど、冷たく口当たりの良いものがすごく美味しく感じますよね。
しかしその反面、当院に来院なさっている患者さんからは、
「冷たいものを摂りすぎたせいか胃腸の調子が悪くて…」
といったような声を最近よくお聞きすることが増えてきました。
さらに詳しくお話を聞いてみると、
「胃腸の調子が悪くなってからは、腰痛まで出てきて…」
といったことも教えてくださいました。
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なぜ胃腸の調子が悪くなると腰痛が出てしまうのでしょうか?
今回はこのようなことでお悩みの方に少しでもお役に立てればと思い、その原因について詳しく調べてみました。
また、その腰痛への対処法も一緒にご紹介させていただいておりますので、ぜひお時間のある際に最後までご覧いただけますと幸いです。
【胃腸の冷えは血のめぐりを悪くする?その理由とは?】
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マイボイスコム株式会社が実施した、
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=25301
では、「夏に飲む飲みものに期待することは?」という質問に対して、7割以上の方が「冷たい」という回答を行っていることが明らかにされています。
(マイボイスコム株式会社 夏に飲むものに関する調査より引用)
このように、夏は暑さのせいで冷たいものによって胃腸を冷やしがちになってしまいます。
突然ですが、人には環境に応じて無意識のうちに血管を縮めたり広げたりすることで、体温を調節するといった働きがあります。
夏の暑い日に汗がブワッと出て、体が熱くなった経験ってありませんか?
あれって熱くなった体を冷やそうと、血管が広げることで血の流れを良くし、余分な熱を発散させているからなんですね。
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しかし、反対に冷たい飲みものや食べものによって、急に冷やされびっくりしてしまった胃腸は、熱を逃しまいと血管を縮めることで血の流れを抑えてしまいます。
そして、夏場はこういったことが習慣的に続いてしまい、結果的に知らずのうちに体の血のめぐりを悪くしてしまっていたんですね。
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【腰痛と血の巡りの関係性とは?】
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実は、この血のめぐりが腰痛には大きく関係していると言われています。
人は血液に含まれる栄養や酸素が血管を通じて、筋肉や内臓に供給されることで健康を維持できていると考えられています。
しかし、冷えによって血のめぐりが悪くなってしまうと、この働きがうまく機能しないことで筋肉に十分な栄養や酸素が供給されず、徐々に硬くなってきてしまうんですね。
時期は違いますが、冬場の寒い時に手がかじかんで動きにくいといったことも、これと似た状態になります。
夏場の胃腸の冷えによる腰痛は、こういったことが原因で起こしてしまっていたんですね。
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【腰痛と胃腸の冷えを同時に解消!鍼灸師おすすめのツボ3選!】
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では、こういった場合はどのような対処をすれば良いのでしょうか?
そこで今回は、東洋医学によるツボを使った対処法をいくつかご紹介させていただきたいと思います。
どれも簡単に行うことができますので、ぜひお試しくださいね。
①天枢(てんすう)
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位置としては、お臍からご自身の指3本分隣のところにあります。
胃腸関連の不調や腰痛に効果のあり、今回のような場合にはぴったりのツボになります。
目安としては、気持ちいい程度の力で30秒間、点に小さく○を描くように刺激してみましょう。
これを朝昼晩に1セットずつ行っていただけると良いかと思われます。
②足三里(あしさんり)
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膝のお皿の下にある外側のくぼみから、ご自身の指4本分下の位置にあります。
胃腸関連の不調に良く使われる有名なツボで、今回のような場合にはぜひおすすめします。
足三里に関しても、先ほどと同じように刺激を行っていただけると良いかと思います。
③裏内庭(うらないてい)
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胃腸関連でもう一つおすすめのツボが、この「裏内庭」になります。
位置としては、足の人差し指の裏の付け根にある膨らんだところで、足の指を折り畳んだ時に先が当たるところにあります。
下痢や嘔吐などにも効果があり、夏のこのような時期には知っておくだけでも、いざという時に役立つツボとなりますのでぜひお試しください。
こちらも刺激の目安としては、同様に行っていただくと良いかと思われます。
【最後に】
最後までご覧いただきありがとうございました。
この度は、胃腸の冷えによる腰痛の原因と対処法について書かせていただきました。
しかし、これらのことを行ってみても一向に解消されない場合は、他にも原因があるかもしれません。
そのような時は、お早めに当院にご相談いただければ幸いです。
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【監修 鍼灸師 曹 将鎬】