『夏場に多いお腹の不調を改善!鍼灸師がおすすめする3つのツボ』
「冷たい飲み物でお腹を下してしまった…」
「冷房でお腹が冷えると体が疲れる…」
こんにちは、兵庫県尼崎市のちょう鍼灸整体院院長の曹(ちょう)です。
このように、暑い時期は冷房や冷たい飲み物などが原因で、お腹の不調を訴える方が多くいらっしゃいます。
自宅ならまだしも、外出先で調子を崩してしまうと困ってしまいますよね。
そこでこの度は、夏場に多いお腹の不調改善に効果的なツボをご紹介させていただきます。
ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
【お腹のトラブルは夏場が一番多い!?】
大幸薬品株式会社が実施した、
「日本人のお腹のトラブル」調査結果https://www.seirogan.co.jp/internal/uploads/arrival/pdf_398.pdf
では、「春夏秋冬の中で最もお腹を下すことが多い季節は?」という問いに対し、「夏」と選んだ方が半数の50%にもなることが明らかにされました。
また、「夏にお腹を下した原因は?」という問いに対しては、男性は冷たい飲み物・女性は冷房の冷えということも判明されたとのこと。
(大幸薬品株式会社 「日本人のお腹のトラブル」調査結果より引用)
この結果からも、夏場はお腹の不調でお困りの方が多くいらっしゃったんですね。
【冷えがお腹を下す原因になるのはなぜ?】
では、お腹が冷えるとなぜ下してしまうのでしょうか?
突然ですが、人は体の血液が正常に巡ることで健康を維持できています。
この血液には栄養や酸素が含まれており、燃料のように内臓や筋肉に供給されることで、活発に働くことができているんですね。
冷蔵庫に入れたお肉を想像していただけないでしょうか?
お肉って冷蔵庫や冷凍庫に入れると、常温の時よりも徐々に硬くなってしまいますよね?
これと似ていて、冷房や冷たい飲み物などによって頻繁にお腹が冷やされてしまうと、胃腸の動きが硬く弱くなってしまい、先ほどの血液の巡りに影響が出てしまうんですね。
その結果、冷えによって栄養や酸素がうまく供給されなくなった胃腸は消化不良を起こし、お腹を下してしまっていたんですね。
【夏のお腹の不調に!鍼灸師がおすすめする3つのツボ】
では、このような場合はどういった対処法が良いのでしょうか?
実は東洋医学で胃腸は、食べ物の消化や栄養の吸収を行いエネルギーを作ることから、健康を維持するための重要な臓器として考えられています。
なので今回は、夏のお腹の不調に効果的なツボを3つご紹介させていただきます。
①中脘(ちゅうかん)
位置は、みぞおちと臍を結んだ線の中心で触れることができます。
胃腸の疲れや食欲不振に効果があり、カイロや温かいタオルなどで温めることをおすすめします。
指で刺激する際には、優しく点に円を描くように30秒程刺激してあげましょう。
②手三里(てさんり)
肘を曲げた時の外側のシワから、指3本分手首側に下りたところにあります。
下痢や胃の不快感・張りなどにも効果があり、肘を下から掴むように30秒ほど刺激すると良いかと思います。
手軽に行える部位となりますので、ぜひお試しください。
③裏内庭(うらないてい)
足の人差し指の裏の付け根にある膨らんだところで、足の指を折り畳んだ時に先が当たるところにあります。
下痢といったお腹の不調に効果があり、夏にはおすすめのツボとなります。
ガバッと足をつかみ、親指で痛気持ち良い程度の力で30秒程刺激してあげましょう。
【最後に】
最後までご覧いただきありがとうございます。
この度は、夏場に多いお腹の不調改善に効果的なツボをご紹介させていただきました。
どれも簡単に刺激することができますので、ぜひ一度お試しいただければと思います。
しかし、これらのツボを刺激してもあまり変化がないといった場合は、他にも原因があるかもしれません。
そういった場合は、症状が悪化する前に一度、当院にご相談いただけますと幸いです。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】