ちょう鍼灸整体院ブログ|兵庫県尼崎市

【兵庫県尼崎市にある完全予約制・自費診療の鍼灸整体院】

『生理前や生理中に起こる腰痛はストレスが原因?その解決策とは?』

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「生理前になると腰痛がひどくなる…」

「生理中はどうしてもイライラしてしまう…」

 

先日来院された患者さんが、このようなお悩みをお話しくださいました。

そのせいで特につらい時は、仕事や家庭にまで影響が出てしまう時もあるとのこと…

そこでこの度は、生理前・生理中に起こる腰痛やイライラなどに効果的な解決策について書かせていただきました。

こういったことでお悩みであれば、きっとこのブログ記事がお役に立てると考えております。

お時間のある際に、最後までご覧いただけますと幸いです。

 

 

【女性の生理痛による不調が日々に及ぼす影響とは?】

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さらにお話を伺ってみると、

 

「特につらい時は、イライラや疲れで仕事に集中できなくて…」

 

と、日々の生活にまで支障が出ているとのこと。

 

日本医療政策機構が行なった、

 

働く女性の健康増進調査2018

https://hgpi.org/en/wp-content/uploads/sites/2/e5f333535ba1c799758287753d7229c9.pdf

 

でも、「生理前や生理中に起こる不調によって仕事のパフォーマンスがどのように変化したか」という 質問に対して、元気な状態が10点とした場合、「半分以下になる」と回答した人が半数近くにも及んだことが明らかにされています。

 

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(日本医療政策機構 「働く女性の健康増進調査2018」より引用)

 

このことからも、多くの方が生理痛による不調によって、日々の生活へ大きな影響を与えてしまっていたんですね。

 

【生理前や生理中に起こる腰痛はストレスが原因?】

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生理による腰痛を訴える方の中には、

 

「生理前や生理中が特にひどくなる…」

 

といった声もよくお聞きします。

実際に今回来院された患者さんも、腰やお腹周りの筋肉が硬く緊張を起こしてしまっていました。

では、なぜ腰痛は生理前・生理中にキツく出てきてしまうのでしょうか?

 

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突然ですが、人の体は血液に含まれる栄養や酸素が、内臓や筋肉といった全身に巡ることで健康な状態を維持できています。

しかし、生理が起こる仕組み上、血液をスムーズに体外に出すために、血管が縮みやすくなるといった働きがあります。

その影響によって、ホースを曲げると水が通りにくくなることと同じように、血管を縮ませることで血の巡りが悪くなり、腰やお腹周りの筋肉へ栄養や酸素が供給されにくくなってしまいます。

その結果、栄養や酸素が供給されなくなった筋肉は徐々に硬くなり、腰痛を起こしてしまうんですね。

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また、生理前や生理中は先ほどの調査結果でもあったように、仕事が上手くいかなかったりイライラしてしまったりと、ストレスを感じやすくなってしまいます。

人はストレスを感じると、筋肉を硬くしてしまう傾向にあり、その影響によってさらに腰痛を悪化させてしまっていたんですね。

 

【生理前や生理中に起こる腰痛を解決する秘策とは?】

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生理前や生理中に起こる腰痛に対して、効果的な解決法をご紹介させていただきます。

どれも簡単な内容ですのでぜひお試しいただければと思います。

 

①体を温める

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お風呂に浸かる・温かい食べ物や飲み物などを摂るといったように、体を温めてあげることで生理痛や生理による腰痛を軽減してくれる効果が期待できます。

この時期は、冷房や冷たい飲み物などによって体を冷やしてしまう機会が多くあります。

体を温めることで血の巡りが改善されることで筋肉の緊張がほぐれ、腰痛解消に繋がるためぜひおすすめします。

 

②目を閉じて深呼吸

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自宅といった落ち着ける場所で、目を閉じながらゆっくり深呼吸をしてみましょう。

深呼吸を意識してゆっくり行うことで、酸素を取り込みながらもリフレッシュ効果が期待でき、ストレスを感じている方には特におすすめします。

 

③ツボを刺激する

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お臍から真下に指4本分の位置に、「関元(かんげん)」というツボがあります。

生理痛の緩和や腰痛・冷え性などに効果があり、点に小さく円を描くように30秒ほど刺激してあげましょう。

また、カイロやホットタオルなどで温めてあげることもおすすめなのでぜひお試しください。

 

【最後に】

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は生理前や生理中に起こる腰痛の解決策について書かせていただきました。

まとめますと、

 

①体をお風呂や温かい食べ物や飲み物で温める。

②目を閉じて深呼吸

③ツボ(関元)を刺激する

 

といったことになります。

ご紹介させていただいたことは、どれも簡単にできる内容となっておりますので、お悩みの際はぜひ実践していただければと思います。

しかし、実践してみてもあまり変化がなく、つらい状態が続くのであれば、他の原因が考えられるかもしれません。

その際は、当院へお早めにご相談いただけますと幸いです。

 

【監修 鍼灸師 曹 将鎬】