『むくみの原因は塩分の摂りすぎ?むくみ解消に効果的な食べ物とは?』
「体がむくんだ感じがして疲れる…」
「むくみのせいか足をよくつってしまう…」
こんにちは、兵庫県尼崎市のちょう鍼灸整体院院長の曹(ちょう)です。
最近は来院される患者さんから、このようなお悩みをお聞きすることがあります。
むくみって一度なってしまうと、なぜか何もしていなくても疲れてしまいますよね。
この度はこのようなむくみについての原因と、むくみ解消に効果的な食べ物をご紹介させていただきたいと思います。
むくみでお悩みの際には、きっとお役に立てる内容となっております。
ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
【塩分の摂りすぎがむくみの原因になっていた?】
食塩摂取量の目標目安として、1日当たりの平均は8gが推奨されています。
しかし、厚生労働省が実施した、
では、令和元年の時点で全体の平均値が10.1g・男性は10.9g・女性は9.3gと、全体的に目標目安の平均値よりも高くなっていることが明らかにされています。
(厚生労働省 国民健康・栄養調査結果より引用)
本来、人の体にはこの塩分も含めた栄養や酸素が必要と言われており、血液の巡りによって全身の隅々に運んでくれています。
そこに、塩分量の多い食べ物をたくさん摂りすぎてしまうと、人の体はその濃度を薄めようと水分を溜め込む働きをします。
ほら、原液を使ってジュースを作るときも、原液の量に合わせて水を足していきませんか?
このようなイメージで、塩分量が目安よりも多くなればなるほど水分を溜め込んでしまうため、通常の血の巡りでは処理しきれなくなった水分は、コップから溢れ出るようにむくみとして体に出てきてしまっていたんですね。
【原因から考えるむくみ解消の秘訣とは?】
これまでは、体の塩分濃度が上がると水分を溜め込む働きの影響でむくみが出るとお伝えさせていただきました。
では、むくみを解消するためにはどうすれば良いのでしょうか?
実は、そのむくみを解消するには、「カリウム」という栄養素が重要となってきます。
「カリウム」には汗や尿で塩分を体の外に排出するという働きがあり、塩分とのバランスをお互いに取り合うことで、むくみが出ないよう調節してくれています。
しかし、体に良いとされる日本食も唯一の欠点が塩分が多いことだと言われており、その影響によって今回のような、「塩分」と「カリウム」に習慣的な偏りが出てしまっていたんですね。
【むくみを解消する効果的な食べ物をご紹介!】
当院に来院されたむくみでお悩みの患者さんから、
「むくみをなくしてくれる食べ物ってないんですか?」
というご質問を受け、一度詳しく調べてみました。
これまでの話を踏まえた上で、むくみ解消に効果のある「カリウム」が豊富な食材としては、
・芋類(じゃがいもやさつまいもなど)
・ナッツ類(塩分を使っていないアーモンドやピーナッツなど)
・海藻類(海苔やわかめなど)
・葉物類(ほうれん草や白菜など)
といったものがあり、どれもスーパーで簡単に買える食材となっておりますので、ぜひお試しいただければと思います。
しかし、「カリウム」は水に溶けやすいという性質があり、完全に栄養がなくなるというわけではありませんが、生食や炒めるといった方法で食べていただくことをおすすめします。
【最後に】
この度は、むくみ解消に効果的な食べ物をご紹介させていただきました。
どれも日頃の生活へ簡単に取り入れることのできるものばかりですので、むくみによるお悩みがある際には、ぜひ一度お試しください。
しかし、
「塩分に気をつけて食事をしてもむくみが治らない」
「紹介された食材を積極的に摂っても良くならない」
といったような場合は、他の原因が考えられるかも知れません。
そのような時は、お早めに当院へご相談いただけますと幸いです。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】