『虫歯じゃないのに歯が痛い…それってストレスによる食いしばりが原因かも?』
こんにちは、兵庫県尼崎市のちょう鍼灸整体院、院長の曹(ちょう)です。
「虫歯じゃないのに歯が痛い…」
最近、当院へ来院なさる患者さんから、このようなお悩みを伺うことがありました。
そこでこの度は、このようなお悩みに関する原因や対処法について書かせていただきました。
きっとこのブログ記事がお悩み解消のお役に立てると考えておりますので、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
【食いしばりはストレスが影響していた?】
マイボイスコム株式会社が10,180名に実施した、
では、「日常のストレス度合い」を聞いたところ、ストレスを感じている人が全体の7割弱にも及んでいることが明らかにされました。
(マイボイスコム株式会社 ストレスに関するアンケート調査より引用)
この調査結果でもあるように、人の体は日々ストレスを感じているのですが、本来はそれを元の状態に戻そうとする働きがあると言われています。
突然ですが、仕事で緊張したり普段慣れないことをする時って、無意識にうちに体をこわばらせたり歯を食いしばってしまい、口や顎まわりが疲れてしまったという経験はありませんか?
この他にも、
「一日中パソコン作業に集中していて疲れる…」
「育児や家事をしているとなぜかイライラしてしまう…」
といったように、過度にストレスがかかり続けてしまうと、この戻そうとする働きが追いつかず、体に不調を起こしてしまうきっかけとなってしまいます。
また、人の筋肉はストレスは感じると硬くなる傾向にあり、無意識のうちに食いしばりといった体の緊張を起こしてしまっていたんですね。
【ストレスによる食いしばりが歯痛を起こす原因とは?】
では、ストレスによる食いしばりといった筋肉の緊張と、歯の痛みにはどのような関係があるのでしょうか?
実は、来院された患者さんのような「虫歯といった異常がないにも関わらず歯に痛みがある」といった方は、私の10年以上の臨床経験上、口まわりの筋肉が硬くなっていることが原因として考えられます。
また、マスク着用が当たり前となった最近では、以前よりも会話が少なくなり、口元を動かす機会が減ってしまったことも筋肉を硬くする原因として考えられます。
このように、食いしばりや口元を動かさないといったことで、口まわりの筋肉が硬くなってしまうと、顎の位置や噛み合わせが悪くなり、歯に負担をかけてしまう可能性があります。
ほら、ベッドのマットレスも長期間使い続けると、その寝ている部分だけ沈んでしまい、寝にくくなってしまったことってありませんか?
これと似ていて、長期間ストレスを感じることで食いしばりや口元の運動が減ってしまうと、結果的に歯の痛みを起こしてしまっていたんですね。
【ストレスで歯が痛い時におすすめする3つの対処法】
ここでは、ストレスが原因で歯が痛む時におすすめな対処法を3つご紹介させていただきます。
簡単に行える対処法となっておりますので、ぜひ取り組んでいただければと思います。
①体を動かしながら深呼吸
背伸びや肩を回しながらゆっくりと深呼吸することをおすすめします。
体を動かすことで筋肉の緊張をほぐし、深呼吸によって血行改善やリラックス効果が期待できます。
ポイントとしては、普段の倍以上の時間をかけて深呼吸することを心がけていただけると良いかと思います。
②口まわりの運動
「あいうえお」など、ご自宅で声を出しながら大きく口を動かすことで、口まわりの筋肉に刺激を与えることができます。
これにより、こわばった口まわりの筋肉をほぐすことができ、今回のような歯痛がある際にはおすすめです。
③耳を引っ張る
じんわりと優しく耳を引っ張ることで、顔まわりの筋肉をほぐすことができるためおすすめです。
ポイントとしては、引っ張った際に一番硬く感じる方向に、優しく持続的に引っ張ると効果的です。
【最後に】
最後までご覧いただきありがとうございます。
この度は、ストレスが原因となる歯の痛みについて書かせていただきました。
しかし、今回のような症状で、
「痛みが取れきれない」
「あまり効き目がなかった」
といった場合は、他にも原因があるかもしれません。
そのような時は、当院へお早めにご相談いただけますと幸いです。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】