『首こりが原因で吐き気を起こしてしまう時の薬以外の解消法』
「首がこるとなぜか吐き気がする…」
「首こりや吐き気のせいで何もやる気が出ない…」
このようなお悩みがある際には、この度のブログ記事がお役に立てるかも知れません。
【首こりが原因で吐き気がする…その理由と解消するための方法とは?】
こんにちは、兵庫県尼崎市でちょう鍼灸整体院を開業しております、曹(ちょう)です。
先日、当院へ来院された患者さんから、
「首こりのせいで吐き気がする…」
といったご相談をいただく機会がありました。
首がこるとなぜか吐き気を起こすことが多く、一刻も早く何とかしたいですよね。
実は、こり感はホースを潰した時のように、血液に含まれる栄養や酸素が筋肉へうまく行き渡らなくなったことで起きやすいと考えられています。
最近では、その原因として朝晩の気温低下や、デスクワークによる長時間の同じ姿勢などが筋肉を硬くしてしまい、首こりを起こしている可能性があります。
では、なぜ首こりは吐き気を起こしてしまうのでしょうか?
この度は、このような首こりが吐き気の原因となる理由と、その解消法についてご紹介させていただきます。
きっとお悩み解消のお役に立てる内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
【首こりが吐き気の原因となる理由とは?】
東京脳神経センターの研究チームがまとめた医学的な論文では、
東京脳神経センター(「不定愁訴」発症に頚部筋群の緊張が関与)より引用
(※「不定愁訴」とは、何らかのきっかけによって自律神経のバランスが崩れた時に出てくる、吐き気や動悸・発汗・めまい・ほてり・頭痛・腹痛などの原因がはっきりとしていない症状のことを言います。)
ということが明かされています。
この論文内でもあるように、首こりがひどくなることによって緊張しやすくなった体は、リラックスできなくなることで自律神経のバランスを崩してしまうとされています。
突然ですが、車に長時間乗っていると吐き気を起こした経験ってありませんか?
あれって長時間の車移動によって、体を動かせないことや狭い空間といったことが原因で体がリラックスできなくなり、自律神経のバランスが崩れたことで吐き気を起こしてしまっていると考えられています。
これと似ていて、今回のような首こりも体を緊張させることに繋がってしまい、状態がひどい場合には吐き気を起こしてしまっていたんですね。
【首こりが原因で吐き気を起こしてしまう時の薬以外の解消法】
このような吐き気を起こす場合に、
「できれば薬に頼りたくなくて…」
とおっしゃる方が多くいらっしゃいました。
そこでこの度は、首こりを軽減して吐き気を抑えるための薬以外の解消法をご紹介させていただければと思います。
どれも簡単な方法となっておりますので、お悩みの際にはぜひ一度お試しください。
①羽織ものを持ち歩く
最近は陽が落ちるのが早くなり、朝晩の気温も低くなったことで以前よりも過ごしやすいように感じます。
しかし、まだ暑さも少し残ることから、建物内では冷房の効きすぎによる体の冷えが起きやすい状況にあります。
冷えは冒頭でもお伝えさせていただいたように、血行を悪くしてしまうことでこりを引き起こす原因となりかねません。
ですので、そのような時にはカーディガンやストールなど、羽織れるものを一つ持ち歩くことをおすすめします。
②温かい食べ物・飲み物を摂る
温かい食べ物や飲み物によって体を温め、血行を促すことでこり感を解消できる可能性があるためおすすめです。
普段の食事に温かい汁物を一つ取り入れるだけで結構ですので、ぜひ一度お試しいただければと思います。
③お風呂に浸かる
お風呂にゆっくりと浸かることで体が温まり、血行促進効果が期待できます。
しかし、「普段お風呂にはあまり浸からない」といった方もいらっしゃるかも知れません。
そのような際は、温かいシャワーを首の上下の付け根付近に30秒ほど当ててあげることもおすすめです。
これだけでも首の筋肉が温まり、首こりを解消できる可能性があるため、ぜひ一度お試しください。
【最後に】
この度は、首こりが原因で吐き気を起こしてしまう理由や、薬以外の解消法について書かせていただきました。
この度のブログ記事が、少しでもお悩み解消のお役に立てれば幸いです。
しかし、ご紹介させていただいた内容を取り組んでみても、
「中々すっきしない」
「その時は良くなってもまた繰り返してしまう」
といった際には、根本的な原因が他にあるかも知れません。
そのような時は、当院へご相談いただけましたらお力になれると考えております。
まずはお一人で悩まず、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】