『腰痛対策の新常識!たった3分で予防できる体操法とは?』
こんにちは、ちょう鍼灸整体院院長の曹(ちょう)です。
現在4都道府県に発令されている緊急事態宣言ですが、先日新たに2つの県も対象に追加され、31日まで延長することを政府が発表しました。
中々先の見えない毎日で、ストレスが溜まりますよね。
自粛の日々でストレスはもちろんのこと、外出の機会がめっきり減ってしまったと言う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
当院にも、外出の機会が減ってしまったことでのお悩みをよくお聞きします。
それと同時に、腰痛でお悩みの方からもよくご相談を承ることが増えたように思います。
そのようなことでお悩みの方にお話を伺ってみると、
「コロナのせいで家から出なくなったせいか、腰痛がひどくて…」
「ほとんどテレワークになってしまい、最近は腰がだるい…」
などと言ったことを教えてくださいました。
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他のお悩みの方にもお話を伺ったところ、共通点としてコロナ禍の自粛による「運動不足」ということがお話の中で多くありました。
では、なぜ運動不足になると腰痛を起こしやすくなってしまうのでしょうか?
この度は、このような運動不足が腰痛の原因となる理由と、それを予防するための簡単な体操法について書かせていただきました。
このブログが腰痛でお悩みの方に役立てればと考えております。
お時間のある際にご覧いただけますと幸いです。
【腰痛の新常識!運動不足が原因となる理由とは?】
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実は、最新の論文でも日常生活での運動不足が腰痛の原因となると言うことがわかってきました。
また”腰痛診療ガイドライン”では、
「慢性腰痛に対する運動療法は疼痛改善に加え、機能障害やQOL改善に対しても効果があった」
と言うことが証明されています。
(腰痛診療ガイドラインより引用)
少し難しい表現となっており要約させていただくと、
「約8割の腰痛は運動不足を解消すると、痛みや日頃の不調を改善する効果があった」
と言うことになります。
では実際に、運動不足が腰痛の原因になる理由はどういったことが考えられるのでしょうか?
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突然ですが、人の体は血液によって運ばれてきた栄養や酸素を、筋肉や内臓に送り届けることで体を維持できています。
その際に、歩いたり走ったりトレーニングをしたりなど、運動をすることで筋肉を動かし、さらに血液を隅々まで送り届けるといった工程を繰り返していると考えられています。
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コロナ禍の自粛によって、座りっぱなしや立ちっぱなしのような姿勢が増えたというお話もよくお聞きします。
その際、いざ立とうとすると腰が中々伸びなかったり痛みを感じた経験ってありませんか?
このように同じ姿勢は長時間に及ぶと、先ほどご説明させていただいた血液を運ぶ仕組みがうまく働かなくなってしまうことで運動不足となり、腰痛といった不調を来たしてしまうんですね。
【腰痛予防の新定番!たった3分の簡単体操法】
運動不足といっても自粛期間ということもあり、中々出歩けないということもあるかと思います。
そこで今回は自宅でも簡単に取り入れられる、腰痛予防効果のある体操法をいくつかご紹介させていただきたいと思います。
①お尻や骨盤の重心を交互に移動させる
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写真のように椅子やベッドに座りながら、お尻や骨盤の重心を交互に移動させてみましょう。
これにより体が一定の姿勢で固まってしまうことを防いでくれるため、腰痛予防効果が期待できます。
目安としましては、交互に10回を1セットととし、朝昼晩と3回に分けて行うことをおすすめします。
②脚をパタパタと動かしてみる
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床やヨガマットなどで横になっていただき、脚を写真の通りパタパタと交互に動かしてみましょう。
ポイントとしましては、脚を肩幅程度に開き、脚の付け根(股関節)を軸にして動かすといったことを意識していただけると良いかと思います。
時間の目安は1分間を3セット、これも朝昼晩に行うとより効果が期待できます。
このように普段から脚をよく動かすことで、お尻や骨盤周りの筋肉を柔軟に保つことができるためおすすめです。
また、お尻や骨盤周りの筋肉は腰を支える役割があり、腰痛予防にも繋がるのでぜひお時間のある際にお試しください。
【まとめ】
この度は運動不足が腰痛の原因となる理由と、その予防のための体操法について書かせていただきました。
まとめさせていただくと、
①お尻や骨盤の重心を交互に移動させる
②脚をパタパタと動かしてみる
といったことをまずは取り組んでいただければ幸いです。
しかし、ご紹介させていただいたことを取り組んでみても、一向に改善されないという場合は他にも原因があるかも知れません。
そのような時は、一度当院にご相談ください。
その際は1日でも早い改善を目標に全力でサポートさせていただきます。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】