『頭痛薬が効かない!頭痛や吐き気を薬に頼らず改善する対処法』
「頭痛薬を飲んでも頭痛が治らない…」
「頭痛で吐き気までする…」
「毎日頭痛薬が手放せないでいる…」
このようなことでお悩みではありませんか?
頭痛は一度起こると、その1日の気分を台無しにされちゃいますよね。
ひどい時には吐き気まで起こしてしまうという方も…
この度は、頭痛や吐き気を改善する対処法をいくつかご紹介させていただきます。
「頭痛薬を飲んでもあまり効かなかった」
「薬以外の頭痛や吐き気の対策があれば知りたい」
という方には、きっとお役に立てる内容となっております。
ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
【頭痛薬が効かない!実は頭痛薬の飲み過ぎが原因かも?】
こんにちは、兵庫県尼崎市のちょう鍼灸整体院院長の曹(ちょう)です。
先日、当院に頭痛で来院された患者さんですが、
「普段から頭痛が出るとすぐに頭痛薬を服用している」
とのこと。
マイボイスコム株式会社が実施した、
でも、「痛みの対処として市販薬を利用したもの」として、「頭痛」が4割を超える最も多い結果となったことを明らかにしています。
(マイボイスコム株式会社 【解熱鎮痛剤】に関する調査結果より引用)
また、さらに詳しくお話を伺っていく中で、
「最近は頭痛薬を飲んでも頭痛がひどくなる一方で…」
といったことも教えてくださいました。
実は、一般社団法人日本頭痛学会が公表している、
では、
・1ヶ月に15日以上頭痛がする
・頭痛薬を3ヶ月を超えて、10日以上服用している
・頭痛薬を飲むと頭痛が悪化する、今までとは違う頭痛がする
と言われており、もしこの基準に当てはまる場合は、頭痛薬による悪循環が頭痛や頭痛薬が効かないといった原因になっているかも知れません。
【頭痛や吐き気は薬に頼らず対処できる?】
頭痛でお悩みの方から、
「できれば薬には頼りたくなくて…」
という声もよくお聞きします。
では、頭痛薬に頼らず頭痛や吐き気を対処するにはどうすれば良いのでしょうか?
突然ですが、頭痛には血の巡りが重要と考えられています。
頭痛の種類によっては異なりますが、多くの場合は筋肉の緊張によって血の巡りが悪くなり、頭痛を起こしてしまうと言われています。
人の体には血液に含まれる「栄養」や「酸素」が必要とされており、血管を通して全身を巡ることで健康な状態を維持できています
。
しかし、筋肉が日頃の生活で感じるストレスや疲れによって緊張を起こしてしまうと、その硬くなった筋肉がホースを潰すように血管を圧迫してしまいます。
その結果、血の巡りが悪くなり、つらい頭痛を起こしてしまうとされています。
このことから、頭痛薬に頼らず頭痛や吐き気を改善するためには、血の巡りを良くするために筋肉の緊張を解く必要があったんですね。
【頭痛薬が効かない時の頭痛や吐き気を改善する対処法】
ここでは、頭痛や吐き気に効果的な対処法をご紹介させていただきます。
どれも簡単な内容となっておりますので、お時間のある際に取り組んでいただければと思います。
①1時間に一回は背伸びをしながら深呼吸
体の筋肉は長時間同じ姿勢をしていると硬くなる傾向にあります。
そこで、1時間に一回はゆっくり背伸びをしながら同時に深呼吸も行ってあげると、筋肉をリセットすることで血行を良くし、酸素も取り込むことで体の疲れを改善することができるためおすすめです。
②首と頭を結ぶ筋肉を刺激する
首と頭を結ぶ筋肉には頭痛と密接な関係があり、定期的に緩めてあげることで頭痛や吐き気に効果が期待できるためおすすめです。
やり方としては画像の通り、首を前後に動かした際に、首と後頭部の間にできるシワの上あたりを親指で押さえます。
その付近で少し響くところを軽く押さえながら顎を引き、肩の力を抜くように深呼吸を3回行います。
これを1セットとし、朝昼晩の3回に分けて行ってあげましょう。
しかし、無闇に強く押しすぎると却って頭痛を悪化させる場合もあるため、必ず持続的な圧で少しずつ加減しながら押さえてあげるようお願いいたします。
③お風呂にゆっくりと浸かる
暑くなってくると、シャワーだけで済ますという方も多いのではないでしょうか?
一週間に2・3回は湯船に浸かることで、体を芯から温めることができます。
筋肉の硬さや血の巡りを改善でき、頭痛や吐き気でお悩みの方にはおすすめの対処法となりますので、ぜひ一度お試しいただければと思います。
【最後に】
お忙しい中、最後までお読みいただきありがとうございます。
この度は、頭痛薬が効かないといった際に、頭痛や吐き気を改善する対処法について書かせていただきました。
しかし、
「対処法を取り組んでみても一向に良くならない」
「どうしても頭痛薬を手放せない」
といった場合は、お一人で悩まずに一度当院にご相談ください。
また、頭痛は時に危険な病気を知らせてくれる信号でもあります。
・突然的な頭痛
・明らかにいつもと違う頭痛
などがある場合は、一度お近くの医療機関での受診をおすすめします。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】