『肩こりや首痛を解消する簡単なストレッチ方法とは?』
こんにちは、兵庫県尼崎市でちょう鍼灸整体院を開業しております、院長の曹(ちょう)です。
最近は暑さの影響で屋内と屋外の温度差が激しいせいか、肩こりや首の痛みを訴えて来院なさる方が多いように感じます。
肩こりや首の痛みって常にだるさが乗しかかってきて、1日の疲れが普段の何倍にも感じますよね…
もしこのようなことでお悩みであれば、この度のブログ記事がお役に立てると考えております。
お時間の許す際に、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
【肩こりや首痛は温度差による疲労が原因?】
最近は毎日本当に蒸し暑くて参ってしまいますね。
今回肩こりと首の痛みで来院された患者さんからも、
「暑さのせいか外に出ると体がしんどくて…」
といったことを教えてくださいました。
株式会社ネオマーケティングが実施した、
では、「夏の体調不良で経験のあるもの」というところでは、「全身の疲労感・疲れやすくなる」と回答した人が63%と最も多いことが明らかにされました。
また、「夏の体調不良の原因だと思うもの」という質問に対しては、「暑さに対する体力消耗」に次いで、「冷房による外気温との差」が最も多い結果になったとのこと。
(株式会社ネオマーケティング 夏の体調不良に関する調査より引用)
このことからも、激しい温度差は体に疲労を貯める原因となり、肩こりや首痛を起こしてしまっていたんですね。
【肩こりや首痛を解消するカギとなるのは血の巡り?】
では、なぜ温度差による疲労で肩こりや首痛が起こってしまうのでしょうか?
突然ですが、花にも肥料や水が必要なように、人の体の筋肉や内臓にも血の巡りによって運ばれてくる、栄養や酸素が必要と考えられています。
また、人はこのような温度差といった変化に対応するため、筋肉や血管を柔軟に伸び縮みさせることで血の巡りを調節し、体温を維持するといった働きが備わっています。
身近なもので例えると、ホースをギュッと潰したり折ったりすると水の通りが悪くなったという経験はありませんか?
これと似ていて、冷房の効いた涼しい屋内から暑い屋外に移動を繰り返すといった極端な温度差があると、人の体はその変化についていけず、筋肉が硬くなってしまうことで血管を圧迫してしまいます。
その結果、血の巡りが悪くなったことで栄養や酸素が行き渡らず、肩こりや首痛といった不調を起こしてしまうんですね。
【肩こりや首痛を解消するためのストレッチ方法】
肩こりや首の痛みは1日のやる気を削がれてしまうため、一刻も早くなんとかしたいですよね。
そこで今回は、肩こりや首痛を解消するためのストレッチ方法をいくつかご紹介させていただきますね。
①肩甲骨をほぐす
(画像)
よく肩こりの方で、肩を回して対処しているという方も多いのではないでしょうか?
しかし、ただ肩を回すといろいろな部分を動かしてしまい、実際にストレッチをかけたいところにかからない場合があります。
効果的なやり方としては、写真の通り肘を曲げて指が肩の前につくところに置きます。
そのまま写真の通り肩を回していくのですが、この時のポイントとして、肩ではなく肘で円を描くように大きく回してあげましょう。
そうすることで、肩甲骨周りの筋肉をしっかりとほぐすことができます。
深呼吸をしながら、ゆっくりと交互に10回行うことをおすすめします。
②腕を伸ばすストレッチ
(画像)
肩こりや首の痛みがある側の手を握り肘を前に伸ばします。
写真の通り反対の手で先程の握った手を覆うように下から持ち、軽く引っ張るようにして掌側に倒すことで腕の筋肉にストレッチがかかります。
腕の筋肉は電車の連結のように肩や首の筋肉に繋がるため、腕の筋肉をほぐすことでも肩こりや首痛に効果が期待できます。
目安としては、深呼吸を取り入れながら、持続的に15秒ほどストレッチすることをおすすめします。
③猫のポーズ
(画像)
写真の通り、正座の状態から手を床につき、徐々にお辞儀しながら前へ手を滑らせていきます。
その際に、深呼吸をしながら息を吐くタイミングでさらに伸ばし、脇の下や背中・腕まわりにストレッチがかかっていれば正しくできている証拠ですので、その伸びたところから深呼吸をゆっくりと3回行ってあげましょう。
1日に朝昼晩と、1セットずつ行ってあげることをおすすめします。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
どれもご自宅でできるストレッチ方法となっておりますので、お悩みの際はぜひ一度取り組んでいただければと思います。
もし全て取り組むのは難しいといった場合は、どれか一つご自身に合ったストレッチ法を行っていただけるだけでも、解消効果は期待できると考えております。
しかし、どれを取り組んでみても一向に解消されないといった場合は、他にも原因があるかも知れません。
そのような時は、お早めに当院へご相談ください。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】