『立ちくらみが頻繁に起こる原因と予防効果のある運動とは?』
こんにちは、兵庫県尼崎市でちょう鍼灸整体院を開業しております、院長の曹(ちょう)です。
先日当院に来院された患者さんから、
「頻繁に立ちくらみがする…」
といったことでご相談を受けることがありました。
突然立ちくらみが起こると、ふらついたり目の前がぼーっとして不安になりますよね。
また、病院で検査を受けたところ、異常は見当たらなかったとのこと…
そこでこの度は、このような立ちくらみが頻繁に起きてしまうといった方に向けて、その原因と予防法について書かせていただきました。
お悩みの際はきっとお役に立てると考えておりますので、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
【立ちくらみを起こす原因とは?】
では、なぜ立ちくらみは起こってしまうのでしょうか?
本来、人は血液に含まれる「栄養」や「酸素」が血管を通して全身に巡ることで、脳や体の筋肉などを活発に働かせることができると考えられています。
しかし、重力によって血液は下へ溜まりやすい傾向にあり、その際に血圧がこの仕組みのバランスを調節してくれることで、血液の巡りを良い状態に保ってくれているんですね。
突然ですが、ジェットコースターに乗った際、高いところから急激に降下すると、ふわっと浮きあがるような感覚がして、顔色が悪くなったり気分が悪くなった経験ってありませんか?
実はこれと似ていて、しゃがんだり座っている姿勢から急に立ち上がると、血圧が一気に下がってしまうことで脳へ供給される血液量が減ってしまいます。
血液量が減ることで、栄養や酸素が十分に行き届かなかった脳は一時的に疲れてしまい、結果として立ちくらみを起こしてしまっていたんですね。
【頻繁に立ちくらみが起こるのは運動不足のせい?】
さらにお話を伺ってみると、
「そういえば、長い間座ったり横になった後には決まって起こる」
といったことも教えてくださいました。
実は、人には栄養と酸素の他にも、「刺激」が必要と言われています。
ほら、ストッキングを履くと締め付けで足が楽に感じたりしたことってありませんか?
それと同じように、運動といった刺激によって筋肉を動かすことで先ほどの血圧の手助けとなり、血液の巡りを良くしてくれているんですね。
しかし、座ったり横になったりといった同じ姿勢が長く続くと、人の体は運動不足となり筋肉を硬くする傾向にあります。
その結果、運動不足が原因となり「刺激」がうまく入らなくなることで、立ちくらみを起こしてしまう原因となっていたんですね。
【立ちくらみに効果のある3つの予防法】
立ちくらみには、血液の巡りを良くするために運動といった刺激が必要とお伝えさせていただきました。
そこでこの度は、立ちくらみの予防法として、簡単な運動を3つにまとめさせていただきました。
どれも簡単にできる内容となっておりますので、ぜひ取り組んでいただければと思います。
①簡単なストレッチ
1時間に一回は背伸びをしたり、お風呂上がりに簡単なストレッチを行うことで、筋肉に刺激を入れることができ、血液の巡りを良くしてくれる効果が期待できます。
しかし、急な刺激は却って体に緊張を起こす原因にもなり得るので、まずはゆっくりと伸ばしてあげることをおすすめします。
②一日に20分以上のウォーキング
1日に20分以上のウォーキングを取り入れてみるのも運動として効果的です。
エレベーターやエスカレーターなどの代わりに階段を使ってみたり、普段自転車を使うところを歩いてみるなど、簡単なことから始めることをおすすめします。
③深呼吸
「深呼吸が運動?」と思われるかもしれませんが、実は深呼吸は補助的に肋骨周りに付く筋肉が動くことで、スムーズに行えています。
日頃から意識的に行うことで、筋肉を動かし酸素をしっかりと取り込めるようになるため、立ちくらみがする際にはぜひおすすめします。
【最後に】
最後までご覧いただきありがとうございます。
この度は、頻繁に立ちくらみを起こしてしまう時の原因と予防法について書かせていただきました。
このブログ記事をご覧になって、少しでもお悩み解消のお役に立てたのであれば幸いです。
しかし、ご紹介させていただいた方法を取り組んでみても改善されないといった場合は、他にも原因が考えられます。
その際は、当院にご相談いただけますとお力になれると考えております。
まずは一度、お気軽にご連絡ください。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬】